本書は、2021年1月の出版ですが、新刊の棚にありまして、著者のお名前で、手にりました。
奥田知志さん。
その活躍ぶりは、ネットでよく目にする。
牧師さん。祖父は、神社の神主さんらしい。
手にとって、ページを開いて、よかったと思う・・・
いい本です。
いたるところに、刺さる言葉が散りばめられているんだなあ。
この歳で、目頭があつくなったり、鼓動が早くなったりするなんて。
いや、歳をとって、涙もろくなったような気もするし。
とにかく、多くの人に読んでもらいたいと、素直に思う。
困窮者が、助けてと言えない四つの理由という項があります。
誰にとっても大事なことのような気がします。部分的に引用します。
第一に「知らない」ということ。
第二に「孤立」がある。
第三に「常態化した自己責任論」がある。
第四に「生きようと思えない」こと。
もう、この部分だけでも、途方にくれてしまいそうになる・・。
どうしたら、いいんだろう。
そういえば、私がテレビのディレクターをやめたのも、「自己責任論」の大合唱があった・・。
マスコミの役割に、疑問があった・・。ような思いだった。
・・話がそれたので、もどします。ごめんなさい。
別な章には、中村哲さんとのこともあった。
そういう意味では、読んでおきたい情報満載の本書です。