これは、面白い絵本・・です。
絵本っていっていいのでしょう。
まるで、図鑑のようでいてそうではない、そんなにしかめっ面じゃなくて、間口の広い、図鑑。いえ。
絵本。
ちょっと表紙をみてください。
きれいでしょ。
ページを繰っていくと、若冲の作品を、分解してあるんです。
鳥や昆虫、魚・・
にぎやかなのは、ニワトリたち。
海の中のタコだって、あかちゃんも描かれていたんですね。
こんなに精密に描かれていたんですね。
さらに。
貝甲図(ばいこうず)
この作品の中には、146種類もの貝が描かれているとか。
数えた人がいるんですね。
それも、驚き。
若冲って、いつだったか特別展で目にしたことがありましたが、こんなふうに絵本として分析されると、あらためて驚きます。
遊び心というのとは、違うようです。
最後のページにある若冲についての解説も、面白い。
ぜひ、博物的絵本として、手にとってみては。
・・・
ところで、この小学館のあーとぶっくのシリーズ。
若冲が16冊目とあるようですあ、他にはどんなラインナップなんでしょう。
それも気になりますね。
ちょっと、検索してみたら、このシリーズには
ゴーギャンJ、スーラ、マティス、ルノワール、北斎、広重・・ととても興味深いものがならんでいます。
ちょっと、探してみたくなりました。