超整理法で一世風靡した、もういちどいいます、いっせいふうびした、野口悠紀雄さんの最新刊。
図書館の新刊書のコーナーじゃなくて、パソコンやデジタルのコーナーにありました。
『良いデジタル化 悪いデジタル化 ~生産性を上げ、プライバシーを守る改革を』
そうか、今年21年6月18日の初版なのに、もしかして、すでに新刊じゃないのね。
ちょっと、時の流れについていけない感が。
さて、超整理法では、たいへんお世話になりました。
そして、クラウド「超」仕事法でも、納得。
今回は、序文にすべての嘆きがありそうです。
新型コロナ禍の発生後、さまざまな出来事を通じて、日本におけるデジタル化の遅れが白日のもとに晒し出された。
中略
デジタル化は、社会の基本的な仕組みの改革を伴うため、簡単に実現できるものではない。国民が政府を信頼することなくしては決して実現できない課題だ。
うーん。
お説ごもっとも。
表紙の裏のカバーには・・
なぜ、日本政府はテレビ会議も満足にできないのか? なぜ、いつまでも印鑑やFAXが使われるのか? マイナンバーカードが国民管理の道具に使われることはないのか?
いやぁ、面目ない。
もう、日本政府になりかわって、あやまりたくなります。
おお。
帯には、先生の写真もあるんですね。図書館に並んでいる本には、すでに、帯はありません。
それにしても、かっこいいね。うん。
本書は、細かく8章にわかれているけど、前半までの、ほとんどが、これまでの反省点で埋め尽くされている。
惨憺たるものです。
まぁ、当たっているから、申し開きも難しいでしょうね。
とりあえず、これで、今後の向かうべき道を見通してみましょう。
そして、私たちは、どうデジタル化に付き合っていけばいいか、あるいは、それを先取りすればいいか、あるいは、もっとべつな「いいデジタル化」を目指すか。
ということでしょうか。
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ところで、先に開始された学校のデジタル化。
GIGAスクールはどうなったのでしょう。
小学6年生が、学校が配布したタブレットをつかった攻撃?で亡くなったという報道もあります。
良きにつけ悪しきにつけ、進むであろうデジタル化にどう対応すればいいか、それは、大きな問題だろうと思います。