このタイトル、いかにも、堅い。いえ、硬い。うーん。固い
どう変換してもかたい。
ただ、現在の日本を考える上で、読んでおきたいなあと、図書館の新刊の棚から手にとって借りてきました。
表紙も固い。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/160aede0.158df9be.160aede1.c557515f/?me_id=1213310&item_id=20451391&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F8699%2F9784815608699_1_2.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict)
ね、かたい・・
私としては、そもそも日本に民主主義は根付いていたのかって、かなり疑問ではありますが、民主主義があったとして、それについての本なのでしょう。
ただ、さすが、内田樹氏。
読んでいて、なるほどと思うことが、それこそあちこちにたくさん。
たとえば・・・こんなところがあります。
アメリカ合衆国憲法はそもそも常備軍の存在を認めていないのである
というところです。
このあたり、読んでよかったとおもうところです。
常備軍は必ず為政者に従い、抵抗権をふるう市民と敵対するということを経験的に知っていたからである。
そう、アメリカの建国の過程に独立戦争があったんですね。
ところで、本書の終盤に、国語教育についての記述がある。
国語教育について、ざっくりといえば、論理と文学に分けることなんでしょうが、この論理国語についての論考です。
どうも、契約書やマニュアル(技術書)を読む力をつけたいということなんじゃないかと思われるような区分けです。誤解がありましたら、ごめんなさい。
でも、大いなる疑問が残る方向性だと、思っています。