存じませんでした。
図書館の新刊棚にある「ついスマホに頼ってしまう人のための日本語入門」
そのタイトルにひかれて、つい、手に取った本書。
その著者名で、さらにページを繰りました。
著者紹介に「アイコ十六歳」で作家デビュー。とあります。
やっぱりね。ただ、そのあとの作品を存じ上げませんでしたが、現在は、大学の教授をされている模様。
どんな大学かといいますと、椙山女学園大学だそうです。だそうですというのは、初耳の大学といいますか、この漢字、恥ずかしながら読めませんでした。
調べたら、
訓読みが「すぎ」音読みは「(なし)」だそうで、いわゆる漢字ではなく、国字なんだそうです。
だから、椙山って、すぎやまと読むようです。
ひとつ、賢くなったような気もしないではありません。
ところで、なぜ、杉という漢字があるのに、椙ができたんでしょう。そのほうが気になったりもします。
脱線しすぎないように、こちら。
図書館の本には、帯がありませんから、今初めて、お写真を拝見しました。
それはさておき、本書、教授として学生たちと接しての経験をもとにしているよです。
よくある、今どきの若者たち・・・についてのお話でしょうか。
堀田先生、選んだテーマは、「辞書」「語彙」「敬語」です。
もう、これだけをみても、なんだか、見えてくるものがありそうです。
入り口が、「誤用」
たとえば、嗚咽が「おえっ」からの影響をうけていることや、よくある誤用としてのおっとり刀。
ますます、見えてきちゃうものがありそう。
教授に対することばも眩暈がしそうです。
引用しようかとも思いましたが、キーボードを打つのも、なんだか眩暈を通りこして、液晶画面に頭をぶつけそうになりそうなので、やめます。
気になる方、ぜひ、本書をお手に取ってください。
こういう書き方は、したくないのですが、あまりにレベルの低い会話が展開しています。
本当にこんな会話があったのでしょうか。
そうも思えます。
最後のほうにあるメールの例はさらに、礼儀以前の問題を含んでいるように感じます。
椙山女学園大学って、どうなんだろうって、真剣に心配になりそうです。
アマゾンの紹介欄には以下のようにあります。
正しく伝える、豊かに語る――
作家歴40年のプロと日本語学者が、日本語のとっておきの秘訣を教えます!
笑っちゃだめですよ。