本のカバー、表紙を開くと
みなさん、さようなら。
ご機嫌よう。
ご挨拶して罷り去ります。
とあるのです。
ちょっとどっきり。
タイトルは
「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」
著者の直木賞受賞作が『戦いすんで日が暮れて』だったわけで、その続編というよりその終編でしょうか。
巻末に
初出「女性セブン」2019年2月21日号~2021年5月20・27日号に気まぐれ連載された「毎日が天中殺」を改題
とあります。
つまり、最新作群ということでしょう。
98歳の戦いの記録なんでしょう。
もう、それだけで恐れ入ります。
本文も縦横無尽。戦中から戦後、最近のことなども縦横に縫い込まれているようです。
森喜朗氏の発言から、真珠湾奇襲の話へと飛ぶわけです。
これは、当時を女学生として過ごした著者だからこそ書けることでしょう。
その時代を過ごしてきた人が、現在を俯瞰するということでしょうか。
「女性セブン」おそるべし。
サブスクリプションの雑誌の中にもあるから、これからは読んでみようか。
いま、雑誌の読めるサブスクって、たとえば
https://magazine.dmkt-sp.jp/
https://magazine.rakuten.co.jp/
いろいろありそうです。
発売日に地方にいても雑誌の新刊が読めるって、うれしくなります。
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ひるがえって、小生、何歳まで、記憶をたどって文字にできることでしょう。