2021年版公式図録「発掘された日本列島」

文化庁が開催している展示の図録のようです。

ただ、発掘の記録として、とても面白く読めます。

大好きな縄文遺跡の部分、とくに興味津々。

縄文遺跡の中で目を引くのが、ミミズク土偶

つい、かわいいと言ってしまいそうになる自分が抑えられません。

この遺跡、千葉県我孫子市の下ヶ戸貝塚というのですが、どうも、ヤマトシジミが主体ということです。汽水性です。利根川が汽水だったということは、川に海水が流れ込んでいたのでしょうね。

ところで、ヤマトシジミといえば、宍道湖。ね。

つながりを感じます。

さて、ページを繰って、旧石器時代の遺跡からの情報。

京都府の京丹後市にある上野遺跡。

なんと約3万年前に噴火した九州南部の姶良火山の火山灰の層の下から、なんとなんと。

島根県隠岐産の黒曜石をもちいた石器が出土しているんですね。

もうひとつ、福知山市の稚児野遺跡からも、隠岐の黒曜石が出ています。

ダイナミックですね。

かつて、青森の三内丸山遺跡をテレビ番組の取材で訪れた時、かの地では、北陸か上越のものが出土しているとうかがいました。

縄文時代、交易は、あったのです。

なんだか、これ一冊で、ウキウキしてくるのが、不思議です。

あ、私だけでしょうね。ごめんなさい。

でも、島根県産品のこと、もっと知りたくなりませんか?

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